昆布には様々な効能があります。

効能その1 効能その2 効能その3 効能その4

血圧を下げる
 褐藻類の海藻に含まれる成分である「ラミニン」と「アルギン酸」には血圧を下げる働きがあります。「ラミニン」とは、アミノ酸の1種です。また、「アルギン酸」は、血圧を上げる原因であるナトリウムを排泄することにより血圧を下げる働きをもっています。

イライラを鎮める
 カルシウムは日本国民のほとんどが不足している栄養素です。このカルシウムには神経の興奮を鎮め、また、精神を安定させるトランキライザー(精神安定剤)の働きがあります。カルシウムが不足すると、だるい、いらいらするなど神経過敏に陥ります。

脂血症、動脈硬化を予防
 海藻に含まれる「アルギン酸」は、腸内でコレステロールを吸着・排泄し、高脂血症、動脈硬化を予防します。また、コレステロールを原料とする胆汁酸を吸着・排泄することで肝臓でのコレステロールの分解を促します。

糖尿病を予防
 水溶性食物繊維は、保水性・粘着が高いため、消化もされず胃に入ってから小腸へ移動する速度が遅くなります。同時に、ぶどう糖の吸収も遅くなり、食後の血糖値が急激に上昇することがなく、インシュリン分泌が抑制されます。そのため糖尿病の予防にもなります。
効能その5 効能その6 効能その7 効能その8

肌と髪のつやを保つ
 ヨウ素が原料となって作られる甲状腺ホルモンは皮膚・血管などに広く分布する交感神経を刺激してくれます。そして、タンパク質や脂質、糖質の代謝をよくし、皮膚や髪、爪を健康に保つよう働いてくれます。さらにヨウ素は余分な体脂肪を燃焼させる働きもあります。

肥満を防ぐ
 ぬるぬるした成分である「アルギン酸」と「フコイダン」により胃から小腸への移動が遅くなります。この食物を長くとどめるという働きは胃液の分泌を盛んにして満腹感をもたらし、食べすぎを抑えるため、肥満防止にも役立ちます。

二日酔いの予防
 アルコールは約20%が胃から直接吸収されます。しかし、「アルギン酸」が胃壁に付着することで、アルコールの吸収を妨げてくれる働きがあります。また小腸での吸収も遅くなりますので、急激にアルコールを吸収することがなく、悪酔いや二日酔いを防いでくれます。

免疫力の回復! 
 「フコイダン」は腸内における粘膜免疫機能を刺激してくれるため、全身の免疫細胞の防御力が高まることにつながります。
また、活性化されたリンパ球が血液の流れに乗るため、抗体の分泌が進みます。